熟年離婚するかしないか 50代後半主婦人生の岐路に立つ

自分の人生を決めるのは自分 会話もなく楽しみも共有出来ない夫とこの先一緒に暮らしていけるのか 別居を機会に考えています

成仏出来ない思い

別居中であることを、まだほとんどの知人に伝えていない


それは私がこの出来事に全然納得出来ていないからだと思う





夫と一緒にやりたいことがたくさんあった


一緒に行きたいところがたくさんあった


美味しいものを一緒に、美味しいねって言いながら食べたかった


一緒に洋服を選んだり、夫に喜んでもらえそうな物を買ったり・・・


やり残したたくさんの事や思いが成仏出来ないまま今もある






なにより私たちは、老後の話を一度もしたことがなかった






私たちはお互い、ふたりで歩む明るい未来を


描くことが出来ていなかったということだと思う






思い出すことも難しいほど何年も前から、こういう前向きな会話をしていない


私もそんな話をする気がなかった 気持ちの余裕もなかった








思春期だった子どもの相手で精一杯だった


いつも疲れて怠惰で不規則な生活を改めようとしない、


大きな息子のような夫のことを、正直疎ましく思っていた


男として、夫として尊敬出来なくなっていたのも事実






そういう経緯があって、その結果心が離れてしまった事実を


張本人の私が受け入れられないのは


子育てが終わり自由になった時、夫とやり直したいと思って


いろんなことを前向きに考えようとベクトルが向いたのに


相棒であるはずの夫が、相棒だと思って信頼していた夫が


繋いでいた手を離したから・・・なんの前触れもなく


夫のベクトルは、私とは真逆の方向に向いていたことに


私は全く気付いていなかったのだ







何が起こったのっか全然わからなかった


驚くばかりで、なんで?どうして?と訳が分からないうちに


生活費は当面は出すが、期限を決めろと言い残し出て行ってしまった







夫から、一応理由っぽいことは言われたが


わたし的には、え?そんなこと?ということばかりで


家を出て行くための、取ってつけた言い訳にしか聞こえなかった






夫の、こじつけのような屁理屈のような言い分に


納得出来ないうちは私のかなえられなかった思いは成仏できない