夫が望んだ家族像
30数年の夫婦ではあったけど
新婚時代のような恋愛感情が30年も続くわけがない
「楽しいことも良いことも、つらいことも悲しいことも二人で、家族で乗り越えて夫婦としても家族としても成長するのだ」と
別居し始めてから通うようになったカウンセリングで
カウンセラーの先生に言ってもらった言葉だ
しかし夫は、家族が問題を抱えている時には向き合おうとせず
自分は仕事でくたくたに疲れて帰ってきているのだから
家では良い雰囲気でくつろがせてほしいと言った
私にはそれが「子育ての良いとこ取り」にしか思えなかった
子どもに嫌われるようなことはしたくない
子どもの機嫌の悪い時には関わりたくない
ましてや私が子どもに怒ってる姿も見たくない
家の中はいつも明るくて笑顔が絶えない家庭がいい
・・・そう言って自分は、いつも家では寝てばかり
話しかけても返事がない、外出しても運転は私がして
疲れているというから後部座席で寝かせてあげていた
私が計画を立てて御膳立てをして、帰宅したら
洗濯物だ食事の支度だと家事が待っているのに
ろくに話も聞いてくれないし、私が楽しいこと、面白いことには
共感も理解もしなかった
夫のために毎日笑顔でやさしく接し、明るい雰囲気で家で待っていろというのなら
そんなのお芝居だ
見せかけの家族だ、家庭像だ
お金を払って若くて美人な家政婦さんにやってもらえば?
って本当にいつも思っていた
夫は良い面もたくさんある人
今でもそう思ってる
でも、一緒に生活して家庭を作っていくには
私たちはちょっと合わなかったのかもしれない
冷静に考えるとそう思える
もしもう一度過去に戻れたとしたら
上手くやって行くには私の相当な覚悟と我慢が必要なのかもしれないと思ったりする…
茶トラかあさんでした
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